受験シーズンもそろそろ終わり
大学入試もほとんど終わり、都立高校の受験も終わって、みなさんはどうでしたか。あれをやっておけばよかった、ここをもう少し掘り下げておくべきだったとか、反省点がいろいろあるでしょう。受験が終わって初めて、受験勉強の全体像が見えてきたのではないでしょうか。この問題集は夏までには終えるべ きだったとか、入試直前はこのように勉強するべきだったとか、終わってみると色んなことがわかってきたと思います。
みなさんは受験が終わってみて初めて、合格するために、入学試験までには、いつ、何を、どのくらい勉強しておかなければならないかという、入試までの地図のようなものが描けたと思います。私の大事な仕事の一つが、今、うちの塾生がいるのは、その合格地図のどこにいるのかを確認することです。毎日の、日常の勉強に追われている生徒には、自分の客観的な位置はわかりずらいものです。(模擬テストも受験生が自分の客観的な位置を確認する一つの手段です。)
私は長年多くの塾生を見ているので、その生徒が、合格地図のどのあたりにいて、これからどのくらい勉強しなければならないかを、その生徒を少し観ただけで判断できます。これが経験というものでしょう。
しかし、合格地図のどこに塾生がいるか、たとえ私がわかっていても、また今その塾生が、やらなければならないことをわかっていても、塾生にそのことを納得してもらい、実際に勉強させることは簡単ではありません。
ちょっと今回は愚痴めいたことを書いてしまいましたが、私のアドバイスどおりに、塾生に勉強してもらうのは容易ではありません。私の言うように勉強しくれたら、必ず良い結果が出たのにと、いつも思ってしまいます。
受験勉強も全体像をよく把握して、今自分がどこにいるのか、いつも客観的に見れるようになことは、合格のために大変重要なことです。